2017年03月10日

女子大生は本を読まない?

 先ほど紹介した大学生協連合会の読書時間調査で面白いのは、男女別のデータである。

男女別読書量

 男女差を比較するなんていうのは、男女共同参画の時代に問題ではないか。というのが最近の傾向だが、データに顕著な数値がついてくれば、その意味は性差別を改称するためにも必要なことであろう。この表を見ると2005年までは女子のほうが読書時間が長かった。前回紹介した1960年の記事では「男女別で見ると、女子のほうがいくらか読書人が多く」とある。子細は元になっている日本読書学会『読書科学』31号を探してみてくれればいいが、その傾向が続いていたのか、あまり意味をもなかったのかは途中のデータも見なければわからないからなんとも言えないだろうし、あえて論じようとも思わない。
 問題はその後である。2006年で女子の読書平均時間数が男子と逆転して下回り、読書時間ゼロの数値も2008年に女子が男子を抜き、その差は開いている。そして2016年には女子の読書時間は限りなくゼロに近くなっている。
 2015、2016年とこの問題に関して数値が急激に悪化しているのは女子の数値の変化に依るものであると思われる。これはデータをとるときに何か事故があったか、さもなくば男女共同参画もジェンダーフリーもなんのその、女の子が莫迦な女に堕ちていっていることを示してはいないか。信じたくはないが、【図表21】の右端の意味を理解しかねている。
posted by 新谷恭明 at 16:27| Comment(0) | 研究雑感 | 更新情報をチェックする
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