2016年07月26日

九州大学日本教育史学期末試験

いよいよ九大最後の日だ。教場試験といって、今日は定期試験枠ではなく、授業時間内に試験をする。それで、これが二〇一六年度前期『日本教育史』試験問題.pdfだ。
posted by 新谷恭明 at 11:39| Comment(0) | 講義日誌 | 更新情報をチェックする

2016年07月21日

ゴルゴ13に学ぶ

 ゴルゴ13が好きで、リイド社版のものは100号くらいまでは買い集めたが、その後は「別冊」とか「増刊」とかが出ると買うようにしている。先日、別冊のNo.192(7月13日発行)を購入した。それに「1万キロの狙撃」(初出2012年2月脚本協力横溝邦彦)という作品が載っていた。たまたま重傷を負ったゴルゴ13が、これを機に彼を殺そうとする連中から逃げるという話で、途中ワケありの女性を巻き込んで危難をかいくぐっていくのだ。
 女は親権を離婚した夫に奪われ、月に一度しか息子に会えないという。そして今日がその日であり、その時間に間に合わないと二度と息子に合わせてもらえなくなるというさなかの不運な出会いであった。彼女の予定を妨げて自分の生存闘争に巻き込んだゴルゴ13は彼女の不運に対して言う。
「残念だが・・・しかしルールは常に征服者の都合で決まる。ルールが嫌なら力を持て」
 女にとって征服者は別れた夫であり、いま彼女を巻き込んだゴルゴ13自身である。
 私たちはこの女のような生き方をしてきてはいないだろうか。征服者は国家権力である場合もあるし、身近な家族や友人ということもある。その関係性の中で力を持とうとしない人間は常に他人のルールで動くことになる。
「夕べ何していたの?」
「そんな昔のことは覚えていない」
「明日会える?」
「そんな先のことはわからない」
 この台詞が好きなのは、そしてこの台詞を語るハンフリー・ボガードに憧れてしまうのは、彼が孤高の征服者として生きていこうとしているからだ。それがナチに対してもひるまない彼の姿勢となって共感を呼ぶのだ。彼が反ナチであり、アメリカの広告塔であったとしても、自分自身がルールを作ろうとしているところに意味があったのだ。
 話が逸れた。今回の選挙でもそうだ。選挙に行かなかった人たちはそれぞれ事情もあるのだろうが、征服者の都合に身を任せることを選択したということになる。この国の国民は昔から、そう太古の昔から自らのルールを持ったことがない。だからこういうふうに投票を放棄するか、権力者に従うということをまっとうな生き方として選択するのだ。
 日本国憲法には「国民主権」とある。「ルールは国民の手にある」ということだ。これを「押しつけ憲法だからいらない」という御仁がいるのもけっこうだ。僕も憲法は変えていいと思う。しかし、憲法を変えたいという人たちの中はは僕には受け入れがたいことを言う人がいる。自由民主党の憲法改正案では前文が「日本国は・・・」と国家が主語となって始まる。現行の憲法が「日本国民は・・・」と始まるのと対照的である。そして日本国民については「国と郷土を誇りと気概を持って自ら守る」という服従の決意が表明されるのである。現行憲法が「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」と主権者として国家の上に立つ重要な部分を削除しているのである。さらに、第一次安倍内閣で法務大臣を務めた長勢甚遠はこの自民党案すら批判し、「国民主権、基本的人権、平和主義をなくさなければ本当の自主憲法ではない」と言い切る。

https://www.youtube.com/watch?v=BrxAi30Szpw
この動画の15分30秒あたりをご覧いただきたい。

 こうした人たちがルールを決める征服者なのだ。彼等の都合でルールを決めさせてはならない。我々が力を持ち、我々がルールを決めてこそ憲法は自主憲法となるのだ。
posted by 新谷恭明 at 12:40| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2016年07月03日

バングラデシュの悲劇

バングラデシュでJICAの職員が襲われた事件があった今日16:45ころにメールが届いた。それに添付されていたのがこのファイル。クリック⇒バングラデシュ草の根パートナー型終了時報告会

タイミングが・・・

思うに、日本は敵を作る必要はない。いや作らないようにしなくてはいけない。国民の平和な暮らしを護るために、だ。なのに「われわれは敵である」などとテロの標的になりたがる発言をする政治家のせいだと言いたいくらいだ。これからは日本及び日本人は明確にテロの対象であることを自覚しなくてはなるまい。
「あたし、関係ないの」なんて通じない世界にこの国は踏み込んでしまった。危険なのは国外に限らない。そしてこの国の政府は国民を見捨てる。
posted by 新谷恭明 at 00:12| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする