2016年01月14日

今宮千勝

 今宮千勝という人物の書いた『民主主義の教育』(小川書房 昭和22年)を開いてみる。
まずは「自序」。そこには「執筆者のねがひ」と書いてあり、「やさしく、わかり易く/民主主義の精神による教育を、実際にどうすればよいかについて、そのあらましを述べたい。これが私のねがひである」と記される。戦後間もない昭和22年である。続けて今宮は言う「といふのは敗戦後一年以上にもなるのに、教育の実際が果たしてどれだけ変つてゐるかを疑ふからである。古い教科書や軍国的な教育書を焼いて、超国家主義や軍国主義者を教壇から追つて、さて新しい教科書の配給をうけたからもうこれで教育は民主主義になつた、とまさか誰もさう安価には思つてゐないはずである」と。
 そして「自序」の後半には「たゞ私の一つの強みは、かつて民主主義の叫ばれた頃、新教育の実際運動の指導にあつたといふ経験をもつてゐることである」という自信だ。この人の自信、確かめてみたくなった。もうじきその頃の著作が手に入る。

imamiya001.jpg今宮千勝『民主主義の教育』
posted by 新谷恭明 at 02:23| Comment(0) | 研究ノート | 更新情報をチェックする