2015年03月30日

山中の子どもを救え

『教育評論』創刊号をゲットした。「第1回全国教育研究大会 特集号」と銘打たれたものだ。
kyouikuhp.jpg目次を見てみよう。内容とつきあわせると、石山脩平が第一分科会であり、勝田守一までが各分科会の報告となっている。報告といってもそれぞれの著者の論文というか評論のようなものとなっている。興味深いのは第八分科会「山中の子どもを救え」というkyuikuh01.jpg神崎清(評論家)の文章だ。米軍キャンプとそれにまつわるパンパン宿の進出とそれにかかわる山中村の実情が報告されている。
kyouikuh02.jpgフジ・キャンプ周辺図yamanaka2.jpg現在の山中~吉田の地図kyuikuh03.jpgパンパン分布図yamanaka1.jpg山中小学校周辺地図を挙げておこう。今になってこういう地図を出されると地元は迷惑なのかもしれないが、神崎は「国警の調査したところでは、二四〇戸のうち百二十五戸が、パンパンに部屋をかしているというから、全村の五十%強が、性的サービス施設になっているわけだ」と記し、「常識ではちょっと信じがたいことだけれども、村長や村会議員や小学校の教師までが、パンパンに部屋を開放している。村長は『兵隊をもてなしてくれ、ということであったから』と、家にパンパンをおかなければ、まるで占領目的に違反するかのような口ぶりであった」と報告している。
 ここに日本という国の民の感覚が垣間見ることができる。「もてなす」ことが「性的サービス」だと短絡的に結びつける感性がその一つ。そしてさらに神崎が「村民は、べつだん思想上の国際主義者ではないのだが、一口にいえば、現金収入のつよい誘惑にまけたのであった。さいしょにパンパンをおいた家は、みんなから白い眼を向けられていたが、その道徳的な緊張の瞬間がやぶれると、まるで女の靴下の電線病のように、部屋がしの現象がひろがっていったのである」と指摘した多勢につくことで自分の罪を薄めるという感覚である。
 しかし、日教組は、て言うか神崎清はそのことが子どもの危機であると告発したのである。
posted by 新谷恭明 at 19:58| Comment(0) | 研究ノート | 更新情報をチェックする

2015年03月27日

2015年度前期ゼミ講読論文

2015年度前期講読論文はこれ
2015年度前期論文担当表

posted by 新谷恭明 at 19:57| Comment(0) | 学部教育情報 | 更新情報をチェックする