2013年10月12日

アメリカ教育使節団報告書〔本報告の要旨〕

 日本の教育では独立した地位を占め、かつ従来は服従心の助長に向けられて来た修身は、今までとは異つた解釈が下され、自由な国民生活の各分野に行きわたるやうにしなくてはならぬ。平等をうながす礼儀作法、民主政治の協調精神、及び日常生活における理想的技術精神、これらは、皆広義の修身である。これらは、民主的学校の各種の計画及び諸活動の中に発展させ、かつ実行されなくてはならない。地理及び歴史科の教科書は、神話は神話として認め、さうして従前より一層客観的な見解が教科書や参考書の中に現はれるやう、書き直す必要があらう。初級中級学校に対しては地方的資料を従来より一層多く使用するやうにし、上級学校においては優秀なる研究を、種々の方法により助成しなくてはならない。
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2013年10月11日

アメリカ教育使節団報告書(7)

 しかし若し倫理が単独な一つの学科として教へられるべきものとすれば、我々は次のことをすすめる。(一)真の平等に相反しないやうな日本の習慣はできるだけその教材として保存するよう極力努めること。(二)日常互ひに強調し合つてゆく公明正大なスポーツマンシップは、さうした融和が遂げられるやうになつゐる制度の機構と共に、比較研究されて教へられること。(三)日本に存在する限りのあらゆる種類の仕事と、技術の熟練が達成したあらゆる精神上の満足とは、カリキュラムの中において推奨せらるべきこと。
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